▲胸側の小さい卵は、後日に追加で産み付けられたもの。成長差は歴然。

オスは背中の卵を積極的に水面から出して空気に触れさせる。この子守の時期のオスはいつにも増して敏感で、人の気配を感じると、すぐさま水中に逃げ込む。

卵を背負ったオスをメスと同居させ続けていると、追加で産卵する事もあるが、先に産み付けられた卵から幼虫が孵化すると、往々にしてその卵の殻ごと成長途中の卵まで剥がれ落ちてしまうので、あまり成長差にムラのある卵を背負わせないよう、雌雄はさっさと分けた方が良いと思う。

▲上の写真のその後。先行の卵が孵化すると成長途中の追加卵も一緒に剥がれてしまった。

▲卵は成長するにつれて幼虫の目が透けて見えてくる。

▲孵化は一斉に行われるタガメと違って、多少の時間差がある。

▲写真の卵は孵化まで20日ほどかかった。水温が高いともう少し早い。

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